英語が苦手と聞いたのが

私はITエンジニアに英語が必須、勉強の覚悟が必要と思う。まずはOS言語を英語に設定してスタートしてみる

英語が苦手と聞いたのが
TL;DR
私はITエンジニアに英語が必須、勉強の覚悟が必要と思う。まずはOS言語を英語に設定してスタートしてみる

最近大量の面接をやってて、すごく気になった事は候補者の中に7割8割位の方が英語苦手と言う自覚はあるんですけども、英語を勉強していない。

私が面接の中に求めている英語の能力は、自由自在に英語の会話できたり、英語の映画を字幕なしで見たり、そのレベルではない。 もっと低いレベルでも大丈夫です。この業界、日々発信されている新しい情報が中に、 英語の情報量は圧倒的に日本語より多いです。最新の情報をキャッチアップするには英語を駆使しないとほぼ不可能に近い感じです。

それで私が面接官として、会社のCTOとして、新卒やキャリアチェンジを図っている皆さんにお伝えしたい:

なぜITエンジニアに英語は必須ですか?

そもそも論からって言うと、コンピューターもともと処理できる文字はアスキー文字のみですね。日本語文字がそもそも表示できなかった、もちろん中国語韓国語も表示できなかった。

コンピューターが発明されてから人類の新しい時代の幕が開けました、 それは情報革命時代。その前のは産業革命時代ですね。

産業革命時代、情報の流通は今ほどではない。英語やドイツ語や他の言語に書かれている情報が本にまとめられて、各国のパイオニアの人たちはそれを自国に持ち帰って、 その後ゆっくり本国語に翻訳されて国内の人たちがキャッチアップできるって言う仕組みは産業革命時代には大丈夫です。

しかし、情報革命時代の情報は、産業革命時代より何万倍も速くなりました。

60、70、80年代に、 まだまだ世界のインターネット時代の黎明期である、コンピューターはあるものの、情報の流通がまだそれほど早くではない。80年代にインターネットの民間利用が普及し始めて、情報革命がいよいよ加速し始めました。日本でも90年代にADSLの普及、2000年代に光回線の普及、 世界との距離感が一気に縮められて、情報革命の時代がようやく一般家庭に見えるような形になりました。

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インターネットの発展とともに成長を続けてきた企業として、日本にインターネットが誕生してから現代までの変遷を時代の出来事とともに年表形式でご紹介します。

ドコモは2001年に世界に先駆して3Gの商業運用をし始めました、その後ガラケー時代に日本国民は3G利用率は世界のどこよりも高いです。 ただ、世間一般的に、モバイルインターネットの幕開けは2008年iPhoneの発売としています。

その後さらに2012年にLTEの運用開始、2021年5Gの運用開始、これからはモバイルインターネットがお家の光通信よりも早い時代になります。

なぜこのような歴史を振り返ってみているかと言うと、情報革命は日本からのスタートではないことを理解してもらいたいです。情報革命のスタートポイントはアメリカとアメリカのシリコンバレーです。

それこそ、もともと情報革命の根幹にあるパソコンとインターネットが全部米国のエリートたちが、英語をベースにして作られたものです。そのアメリカの先駆者たちは「コンピューターサイエンス」と呼んで、サイエンスとして扱っていて、パソコンやインタネットはまず研究開発されて、その後産業界に浸透して、その後一般家庭の日常生活になくてはならない存在になりました。 この一連の歴史の中核にあるのは英語を使っているアメリカです。

言い換えると、コンピューターサイエンス、ITに関する最新の技術は全部英語で書かれています。情報革命時代に一般人の手に届ける情報の量は産業革命時代の何万倍にもあります、そのような情報量を翻訳に頼るのはとても無理があります。

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苦手は問題ではない、覚悟が必要

面接の中に私は必ず英語の勉強はどういう風にされているのを聞いています。とても残念ながら、半分以上の方は「英語苦手ですが勉強もやっていない」って言う回答です。では検索はどういう風にやっているのかを聞いたら、「まず日本語で検索します、見つからなかったら英語で検索する」と回答されるのも半分以上です。

それこそ、私がこの記事を介して、学生のみなさんやキャリアチェンジを図っている皆さん、それでも現役のエンジニアの皆さんに英語の必要性をお伝えしたいです。

英語が苦手で、勉強しなくてもエンジニアの仕事をもらえるかもしれないんですが、そのようなポジションの天井がすぐに見えてきます。日本語で検索して、問題を解決できる可能性も高いですが、 ITエンジニアがずっと自分を日本語の情報圏に限定してしまうと、同じ問題英語でどうやって質問すればいいのかすらわからないことはとても悲しいです。

最新の情報がバンバン出されて、 日本語での検索に頼る場合、誰かが噛み砕いた知識をスポットスポットで検索して問題解決するしかできないです。新しい問題出てきたら、新しい言語出てきたら、新しいライブラリが出てきたら、どうすればいいでしょうか。

特にトラブルシューティング、本当にごく一部のエラーメッセージは日本語に翻訳されていますが、ほとんどのエラーメッセージは英語しかないんです。つまり英語がわからない場合、そのエラーメッセージすらわからない可能性が高いです。

だから、私が皆さんに伝えたいメッセージは英語が必須です。

誰も生まれ付きの何かの言語をしゃべれるわけではないので、どんな言語でも勉強が必要です。情報革命時代の今、情報量が爆発的に増えた今、英語はだれでも使えるべきツールです。

そして、英語勉強に一番必要なのは覚悟です。

間違ってもいいから、忘れてもいいから、仕事に支障が出てもいいから、とにかく英語を使う覚悟が必要です。

これ以上必要性と覚悟の重要性は語れないです。

英語勉強の方法?

英語は勉強したいから3ヶ月後に劇的に改善される事はほとんどないです。長期戦の心構えが必要です。

一つ一つ単語の意味、一つ一つ文法の使い方、一つ一つ慣用句、覚えておくしかないです。

覚えるために、いろんな方法があります。予習復習は基本です。 社会人なので、時間がないと言う言い訳はよくあります。ここで私が皆さんに伝えたい一つ勉強の方法はすごく簡単です。

それはOSの言語を英語にすることです。

たくさんの人にこのアドバイスをあげたら、無理と言われました。理由はOS言語を英語にしたら、慣れていないので、仕事に勉強に支障が出ます。でもそれは問題ではないです。本当はその覚悟です。

確かにOS言語を英語に乗り換えたら、慣れていないUI、慣れてないメッセージに戸惑う事は想像できます。でもUIの言語が変わっただけなので、今までの作業の順番と場所は多少覚えているでしょう。最初の数日に乗り越えたら、英語OSの馴れ馴れしい感が出てきます。

最初の一歩に勇気が必要です。 その勇気の裏に覚悟が必要です。

OSの言語を英語に設定して、いくつかのメリットがすぐにあります。

  1. 周りに英語圏のお友達がいなくても、毎日英語と触れることができる
  2. 普段よく使うメニューや普段よく使う機能の英語表記が分かります。メッセージは全部英語になる
  3. いろんなサイトが自動的にOSの言語の設定を見ているので、英語の言語設定であれば、自動的に英語のUIが出される

総じて、OSを英語に設定して、英語に触れるチャンスが自然に増える。

その他に字幕なしで英語の映画を見たり、英語の雑誌、英語の本、英語の新聞記事などを読むのはそれなりのハードルがあります。英語に触れるチャンスが増えれば、そのような読み書き、聞き取りが徐々にできるようになると思います。

まず最初の英語を触れるチャンスが足りないんであれば、いくら英語を勉強したいといっても、 スタートできないんでしょうね。